就活・面接個人指導を受講

渡辺香さん

まず、ボイスメイクアップを受けようと思った理由は、
転職先を自分の力でつかみ取りたかったからです。

レッスンを受ける前に、あるイベントホールの会社に応募。経験があったので面接に進めました。
ですが、自己紹介を忘れるほどボロボロな受け答えで、案の定、不採用。私は、面接だけでなく、友人・同僚の前でも「自分をプレゼンする」となるとあがって上手く表現できない、言葉を噛んでしまう感じです。

面接に対して苦手意識があります。「あがり症を克服しないとどこの会社にも入れない!」一念発起し、こちらの扉を叩きました。

最初は3ヶ月かけてレッスンを進行する予定でした。ですが、急に面接が決まり凝縮レッスンに。
先生からは、【志望動機などを話す時間配分】【言うことを忘れないためのキーワードを覚えること】【業界に合わせた話し方】【身振り手振り】等をご指導いただきました。
模擬面接もしました。話すことに気をとられると、身振り手振りを忘れてしまい、何度も指摘を受けました。なかなか難しいですね。ノートに言うことを書いて、時計を片手に、パターンを変えて何十回と家でも練習。

外資系のサービス部門面接の後、日本の老舗ホテルを受けました。
日本の老舗ホテルからは、2次面接のその場で内定をいただけました。

1次面接は、営業部副部長の方(上司となる方)とでした。キーワードを思い出し、志望動機やモットーなど伝えられました。話をしていて、私の経験を評価してもらえている、そんな感覚がありました。
そして、無事に2次面接に。営業部部長・別の副部長の2対1の面接。面接官に威圧感を感じませんでした。それどころかユーモアのある話から始まり、「なるほど」という相槌までありました。 その会社が「和」を大切にしていることは知っており、私は、そこに対して魅力を感じていました。それを「品格」として表現したところ、面接官に「その表現は嬉しいですネ」と喜んでいただけました。
先生がおっしゃっていた「面接官と会話をする」というのはこういうことなんだなぁ、と初めて実感しました。

核を決めて、キーワードと練習、これが勝算だったと思います。コツをつかむことで、アレンジも可能だと知りました。

先生にも、良い報告ができて嬉しいです。ありがとうございました。

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講師吉田から渡辺さんへの感想

渡辺さんはこれまでも接客でのホスピタリティを求められるお仕事をされており、ご本人も上品な雰囲気を持った方です。なのに面接になるとあがってしまって言いたいことを伝えられない、ということでした。そう伺い、初めに私をお客様だと思って会話していただいたところ、心のこもった適切な対応のできる方なのだとわかりました。しかし、私を面接担当者だと思って面接でのやりとりをしてみたところ、確かにご本人がおっしゃる通りでした。
ならば、面接担当者をお客様と思って、相手に心配りのある会話をしてください、というところをレッスンの軸としました。

渡辺さんが志望するのは、お客様への心配りを大事にしている業界。
渡辺さんの心配りを面接担当者が感じていただければ、彼女がその業界にふさわしい人材であることをわかってもらえるはず、ということです。
ボイスメイクアップでは、その場しのぎの受け答えで面接に受かろうとするような指導はしません。まして面接担当の方が百戦錬磨であれば、そんなことはすぐに見抜かれます。
面接を受けようとする人が、その会社、その業界で貢献できる人なのかを見て、その人が業界に対して認識が甘ければ、レッスンの中でその業界にふさわしい考え方ができるようになってもらうこともします。

渡辺さんの場合は元から同業界での経験があり、かつ、とてもふさわしい人材でしたので、「伝えたいことのキーワード」は、すべて渡辺さんの仕事に対する意識の中から出たキーワードで、偽りのないご本人のモチベーションです。準備万全で面接に臨んだとしても、受からないこともあります。その場合は、面接担当者も受けた本人も、面接のその場で違和感を感じるはずです。
つまり、自分に合っていない会社だということ。面接の時にその会社を好きになれれば、その気持ちは面接担当者に伝播します。

渡辺さんが内定をいただいたのは、日本が世界に誇るホスピタリティを持つ、国賓も来られるホテルです。品格や奥ゆかしい思いやりは、サービスという仕事でご本人がとても大切にしていることで、渡辺さんはそのホテルで貢献できる人だと感じていました。
あとは、あがらないようにするために身振り手振りを加え、言いたいことを忘れないためのキーワードを思い出して、ちゃんと伝えられるかの練習。面接までに時間が少なかったので、短い期間でご本人も覚えたことを良く練習されていました。
やはり反復が大切です。この反復練習は大変ですが、その会社に入って貢献し、自分も成長していきたいという気持ちがあればこそできるもの。そして、これから新しい職場でも役に立つよう応用できるものでもあります。

渡辺さんがこれから飛躍されることをお祈りしています。

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