就活・面接個人指導を受講

清水佳央理さん(1)

ボイスメイクアップとはなんぞや?ちょっと興味をもってレッスンを受け始めました。
就職活動の準備もしないといけなかったので丁度良い機会でした。

授業は「ありがとうございました」という単純な言葉の発声からはじまりました。私はインテリアのショールームに勤めているので、「ありがとうございました」は毎日何回も言い続けている言葉です。そんな慣れた言葉なのに、声の出し方を指摘されました。そのとき、先生が私の話し方を再現してくださり、自分で語尾の抑揚を上げて長く延ばしてしまう癖があることに初めて気づきました。

また、その癖のままで仕事の相手と話すと、若く可愛らしすぎる印象を与えてしまうとのこと。キビキビと仕事の出来る印象を与えるための第一歩として、「ありがとうございました」の「た」の発声を短くするところから始まりました。

ほかにも声の出し方、おじぎの仕方、言葉の長さとちょっとした笑顔のタイミング・・・「ありがとう」には伝え方を学ぶのに必要な、様々な要素がたくさんありました。それを一つ一つ丁寧に教えてくださりました。

3回めのレッスンのあと、仕事で受付業務をしているときに一連の様子を見ていた係長から「接客が完璧ですね」と褒められました。完璧と思われる様な美しい応対が出来る様になったのはレッスンのお陰です。インテリアという美しい物を売っているのですから、私自身も美しくなくてはならないと思っています。レッスンによって自分を5割増美しくすることが出来たと思っています。

ビューティーアドバイザーの講座も役に立ちました。
メイクは女性なので普通に出来るつもりだったのですが、5つの足りないポイントを教わり、それを実践してみました。すると、美容師の友達に 「メイクかえた?今のメイク良いね」、別の友達からは「顔変わったね、かわいくなったね」と言われました。メイクというのは、自分に合ったポイントを教わるだけで一気に上達するものだと実感しました。

レッスンでは大変な事もいろいろありました。
例えば美しい手の作り方。画家が描くビーナスの手のような美しい手の形を習いました。私の腕が長く見えることをプラスにいかして、手首をすっとまっすぐにした状態から指までの表現をするのですが、気をつけないと手首が曲がる癖がありました。この手の形は意識せずとも作れる様になりたいと思ったのですが、今までの癖が残っていたので矯正するには少し時間がかかりました。

また日常でよく使う「はい」という言葉。レッスンのとき自分の「はい」を録音して聞いてみると、自分が感じている声よりもかなり高く子供っぽい印象。これを自信と信用が感じられる「はい」になおして、それに慣れるまでひたすら「はい」を言い続けたときは、さすがに口がくたびれました。 そして、この「はい」に合わせての首の動かし方。もともと首を動かしすぎる癖があったので、話の内容に合わせてうなずく回数や頭の角度が、堂々と落ち着いた印象になるまでは大変でした。

基本をマスターし、4回めのレッスンから本格的な就職活動に向けて面接の予備練習をしております。一人ではなかなか出来ない対面式の面接の練習で、先生が面接官役というだけでも有り難いのですが、その場の環境に合わせた身のこなしのアドバイス(歩き方、目線の動かし方など)から、プレゼンテーション文章の添削まで!一人では挫けそうになる転職活動を実践的に支えてくださってます。またメンタル的にも、先生とたわいない話(人生 恋愛 食べ物の話など)をしていると、とても癒されます。

転職活動を通して、吉田先生、澤田先生に色々なことを教わっています。
受講して本当に良かった。先生、ありがとうございました。

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講師吉田から清水さんへの感想

やりたい仕事をするために、自分が今持っている良いところ、変えていったほうがいいところは、その人の目指す仕事の内容とその人を見る相手によって違います。清水さんの場合はクリエイティブなお仕事での就職が目的。明るく人に好かれる雰囲気を持っていますので、そのままアドリブで話しても好印象です。

あとは、「しめるところはしっかりしめる」。
ここがカウンセリングで気づいた一番大きな課題でした。面接で暗いのは×ですが、始終明るいテンポで話しても、聞いている相手には話が流れて聞こえてしまい、逆に話の内容が印象に残りにくくなります。本当に伝えたいことは、「そこだけ」ゆっくりと落ち着いた声で話す。そして面接ではゆっくりが優雅になりすぎないよう、話のテンポに合わせて身振り手振り動きを止めるところはさりげなくぴたっと止める。清水さんはこのポイントをおさえれば今までの2倍は得するだろうと思いました。

ご本人が毎日一番よく使っている言葉が「ありがとうございました」だったので、この言葉でまずポイントをマスターし、毎日お仕事の時に習ったことを意識して使うようにしてもらいました。この、ポイントを見つけて土台を作る時が大変なのですが、清水さんは本当に頑張っていて、ご本人は大変と言いながらもびっくりするほど早くに身につけていきました。

またレッスンをしていると、その人が気づいていない魅力や才能に、講師が気づきます。
清水さんが面接で提示する作品(クリエーターとしての個性)は、行動力の他に、あたたかさ、信頼性、品格、美しさが要めでした。それらは清水さんの内面に備わっているものだからこそ作品に表れるのですが、これを面接やその後の仕事で「清水さん自身が」表現できれば、将来も自分の望むものを引き寄せる力になります。
今はこれを意識しながら、実践形式での面接練習、作品プレゼン練習中。
就職後も商談に役に立ちますから、がんばりましょうね!

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