赤ちゃんの”親”になる皆様へ
この胎児心音音楽は、一人一人の赤ちゃんが生まれる前に胎児心音を録音して、それを音楽とミックスします。赤ちゃんが生まれた後、ぐずったりする時にこれを聴かせてあげると、赤ちゃんはママのおなかの中にいた時と同じ音を聴けるので、安らぐというものです。でもそれ以上に、お子様にとっては一生に一度のたからものになります。
これは、お子様の一生で、おなかの中にいる時しか作れないものです。
赤ちゃんがおなかにいる頃、ママは「こんなお洋服を着せてあげたい」「いっしょにこんな遊びをしたい」「大きくなったらいっしょに買い物に出かけたい」とか、いろんなことを思い浮かべますよね。赤ちゃんが大きくなって、大人になって結婚したら、とか…。これからいろんなことがある中で、この胎児心音音楽は赤ちゃんの時に聴かせてあげるだけでなく、お子様が大人になって辛いことがあった時にまた聴かせてあげてほしいのです。
私たちは、大人になっていく間に、「自分はなんで生まれてきたのだろう」と思うことがあったのではないでしょうか。大人になってからでも、そう思うこともあるでしょう。赤ちゃんはいつか、自分で考え、悩み、自分の力で進んでいくようになります。お子様が精一杯悩む年頃になったら、この胎児心音音楽を渡してください。もし、自分は生きていけないんじゃないかと思うほど辛い時、自分が生まれる前の心音を聞いたとしたら、
「自分はこんなにも一生懸命、世の中に生まれ出ようとしていたんだ」
とわかるはずです。
そして、「これだけ生きようとする力が自分に備わっているんだから、まだまだがんばれる」と次の一歩を踏み出すのです。
妊娠中のママは特に、おなかの赤ちゃんを想うほど、自分を産んでくれたお母さんの想いがわかりますよね。
今、おなかの赤ちゃんといつもいっしょにいるママは、生まれてきたことの幸せを感じ、その幸せをこれから生まれる赤ちゃんに伝えていきたいと感じられていると思います。今年生まれた赤ちゃんが、30年後、40年後にこの自分の胎児心音の音楽を聴くこともあるでしょう。
この胎児心音音楽は、親が子供に残してあげられる、「この子が生きていく力」になるはずです。
皆さんがこれを読んでくださっている今も、どこかで生まれている赤ちゃんたちが、みな力強く生きていってほしいと願いながら、私たちはこの胎児心音音楽を作っています。
2007/9/22 株式会社ハッピーリス代表 吉田理恵 |